ZAP SPEED RACING TEAM





VOL.6:もてぎシリーズ・第4戦


日本一の富士山に登り頂上から『オレも日本一になってやる〜っ!!』と叫んで早1週間。もてぎシリーズ第4戦のレースウィークは幕を開けました。第3戦終了時点のポイントランキングは大混戦。僕は現在3位で今回優勝して最終戦にリードを持って臨めるようにしたいと思います。

8月27・28日フリー走行
前戦でブレーキの仕方に問題があってなかなかタイムが上がらなかったので今回はそこに注意して走行しました。しかし今までに染み付いたものというのはそう簡単に取れるものではなく最初はなかなかの荒れっぷりでタイムも安定せずにいました。ただ、一発だけのタイムは出ていたので方向的には間違っていなかったと思います。だんだん走っているうちに〈こういう感じなんだ〉というものを掴んできてフリー走行の最後にはだいぶ手応えも掴むことができタイムもそこそこ出たので、ある程度自信を持ってフリー走行を終了することができました。明日はいよいよ予選&決勝です。

8月29日AM・予選

空は一面分厚い雲に覆われていました。フリー走行であまり調子の上がらなかった鴨下選手の『雨降れ〜っ!!』という雨乞いBGMを聞きながら鴨下選手の愛車に揺られ宿からサーキットに向かいます。サーキットに着くとパラパラと雨が降り始めますがまだ路面が濡れるほどではありません。予選が始まる頃も同じ感じでしたが今にも強く降り出しそうだったので予選開始から猛プッシュしていこうと決めていました。そしていざ予選スタート。走り始めから目一杯攻めてタイヤを暖めて行きます。走り出してすぐ『今日は乗れてる!』と感じました。ホームストレートに戻って来ると順位の掲示板の一番上に(10)の数字が。僕です。3周終って相変わらず順位は1位。『今日のポールポジションはもらったぜ』と思って4周目に入りました。タイヤもだいぶ暖まってきてそろそろタイムを狙って行った矢先突然ギヤが入らなくなるというトラブル発生!!
一番使用頻度の高い3、4速が無くなってしまいました。さすがにこれではアタックできず予選を走る事を諦めました。一応壊れるまでずっと全開で走行していたお陰でなんとか予選15番手ということになりました。せめてあと半周車がもちこたえてくれればという気持も強かったのですがマシントラブルは仕方のない事なので今回は運が無かったと割りきって、どうやったら決勝で勝てるかを考えることに切り替えました。予選セッションの途中から完全に雨が降りだし決勝もウェットとなりました



8月29日PM・決勝

気温もあまり上がらなかったのでフォーメーションラップでガンガンタイヤを暖めてスタートから序盤で一気に勝負をかけたいと思っていました。いよいよレッドシグナル消灯。あまりホイールスピンさせないように慎重にタイヤに駆動を伝えマシンは一気に加速していきましたフォーメーションラップできっちりタイヤを暖められた事で1コーナーまでに5台ぐらいは抜いたと思います。その勢いのままどんどん勝負をしかけていき2周目が終る頃には6位まで順位を上げる事ができました。しかし徐々に他車もタイヤが暖まってきてアドバンテージもなくなってくると逆にこっちがアンダーステア(ハンドルの切れ角に対して車が曲がっていかない状態)がキツクなってきました。しばらく順位変動はなく進みましたが7、8ラップぐらいから第2戦ウィナーの久保選手に追い付かれ激しくバトルした末に抜かれてしまいました。久保選手とバトルしている間に同じZAPの笠江選手にも追い付かれてしまいますがなんとか笠江選手は押さえて7位でチェッカーを受けました。

序盤は自分の理想通りの展開に持っていけたのですが中盤からはアンダーステアをごまかすドライビングができず順位を上げられませんでした。その点はかなり悔しいのですがフリー走行、予選、決勝序盤まではなかなか手応えを掴めたので次の最終戦ではより成長して優勝したいと思います。まだ残されたチャンピオンの可能性に向かって全開で攻めたいと思います。



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□■ 安達元気 □■
生年月日:1983.3.10
血液型:RH+O

2003年
FJ1600東北シリーズランキング5位
2004年
FJ1600東北・もてぎシリーズ参戦








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