ZAP SPEED RACING TEAM





VOL.3:第3戦ツインリンクもてぎ

●6月8日(土)ドライ 公式予選

第一戦富士の3位、2戦目の菅生の4位と、自分では納得のいかない結果に正直苛ついていたので、今回のもてぎでは絶対にポールトゥ・フィニッシュを取ってやると気合十分で公式予選に挑んだ。その気合いが形になって表れた!レース一週間前の練習からレースウィークに入った木曜日の走行まで、誰にもトップを渡すことなく快走を果たしたのだ。
当然、8日の公式予選でもポールを取る気で集中した。しかし、このもてぎの暑さ… 普通にパドックにいても暑くて溶けそうなのに、スーツを着てヘルメットを被りマシンに乗り込んだら、サウナに入っている以上だった。良いダイエットだと本でも出して皆に教えてあげようかな(笑)

予定時刻通り、12時ちょうどに第3戦の公式予選がスタート。僕は、少しでも良いコンディションで走るために混走を避けて他車とタイミングをずらしてコースインをした。照りつける暑い日差しのため、路面温度がどんどん上昇しているのでタイヤが無くならない序盤から各車タイムアップを狙っている。そのため、3コーナーではコースアウトするマシンが出てきている。当然僕もアタックを開始し、序盤はトップタイムを更新する。しかしこのときのタイムは1’57.184。練習走行では、非公式ながら55秒台が出ていたので、さらにタイムアップが期待できる。
しかし、開始10分余りで、スタート直後からスピンが続出していた魔の3コーナーが原因で赤旗が振られ、一時中断。僕もピットに戻り、左のフロントとリアタイヤを交換、さらにマシンのチェックを行い予選後半戦に備える。

7分少々の赤旗中断があけ、再スタートがきられて各車一斉にコースイン。集中力を高めてアタックをはじめるも… どういう訳か思うようにタイミングが掴めず、他車が次々とタイムアップするのに僕はいいリズムを作ることができない。ついにこの日初めて、No.61小早川選手が1’56.670をマークし他車も次々とタイムアップし、トップ4までが56秒台に突入。僕はあっという間に5番手に後退してしまった。
やばい… ポールが… 残り時間約4分間で、この日2度目の赤旗中断。思うようにタイムアップできていないので皆が待つピットに帰り調整をしたいような… 帰りたくないような…しかしこうなったら、次がラストアタックになる。赤旗解除の合図とともにコースイン。全神経を集中し、アタックを開始。しかし、5コーナー付近で直前を走っていた選手のタイヤが外れ間一髪のところで僕は避けた…。結果的に僕は6番手でこの日の公式予選を終了した。

予選終了後の僕のパドックに、以前ザップで活躍した現童夢無限F3ドライバーの小暮選手が訪ねてきてくれました。色々とアドバイスをもらい、明日の決勝への気合がさらに入りました。このとき話が白熱し、小暮選手は記者会見をちょびっと遅刻しちゃったそうです。ごめんなさい!小暮選手!!そして第9戦優勝おめでとうございます。




●6月9日(日)ドライ 決勝

前日同様、真夏日の様なもてぎで決勝がスタートした。まだ6月なのに…。昨日の予選終了後の正式発表で黄旗追い越しによるペナルティを受けた選手がいたため僕は一つ順位を上げて3列目5番グリッドからのスタートとなった。
しかし、3列目… 前に3台もマシンがいるとロケットスタート爆発させなくちゃ。今回は、スーパー耐久と全日本F3が同時開催だったので、スターティンググリッドには昨日もパドックを訪ねてきてくれた小暮選手と、同じく全日本F3に参戦している星野選手が激励に駆けつけてくれ、なんとも豪華なグリッドでした。(第1戦以来、サーキットの花レースクィーンは僕のグリッドには姿を見せないけれど…)

フォーメーションラップを終え、いよいよシグナルがレッドからグリーンに変わりスタート。直前にいた#8番場選手がスタートミスをし、3番から11番にポジションを落としている。僕はこの混乱を冷静に対処し、1周目は4番手にてコントロールラインを通過。前を走る3台のマシンに集中し走る。しかし、トップのNo.61小早川選手は早くも序盤から独走態勢にもっていく。このまま逃がすわけにはいかないが、僕はというと3周目に後ろを走る#5柴田選手にじりじりと迫られストレートでスリップにつかれも、1コーナーでのぎりぎりのブレーキングでなんとかこの周は抑えることができた。次の周では1コーナーで一度並ばれたが彼は止まりきれずにオーバーランする。しかし次の3コーナーで再度追撃にあい、結局4位のポジションを奪われてしまった。
決勝も半分を過ぎ、残り集回数も僅かとなり、このままの順位でいいわけがない。僕はどうしても表彰台に立ちたい、いや一番上に立ちたいのだ。ここから猛威の追い上げを開始。まずは前を走るNo.5柴田選手に焦点を絞り追撃…しかしあと一歩のところで及ばず、無情にもチェッカーフラッグが振られてしまった。結局僕は、決勝を5位入賞という結果で終えてしまいました。

次の決戦は6月30日筑波。そう、言わずとも知れたZAP SPEEDのホームコースです。次は必ず表彰台の一番上に立ちたいと思うますので、これからも応援を宜しくお願いします。



←前のページへ戻る

□■ 池田大祐 □■
生年月日:1982.11.10
血液型:RH+A
出身地:東京都
今年度ゼッケン:14

1998年
新東京サーキットをホームコースにカートレースを開始
2000年
地方選手権関東東シリーズFR-2クラス ランキング6位
2001年
全日本カート選手権に参戦中ZAP SPEEDドライバーオーディションに合格。
2002年
ESSOフォーミュラトヨタランキング6位
2003年
ESSOフォーミュラトヨタランキング3位 スカラシップを獲得し、04年度全日本F3へ参戦予定

●HPhttp://www.d-ikeda.net/








ドライバーオーディションスペシャルサイト


ZAP SPEED MAINTENANCE FACTORY (ZMF)

ZAP SPEED Jr.(ザップスピードジュニア)

メールマガジン

チーム員専用ページ

ZAP SPEEDのスタッフがあなたの疑問にお答えします




Copyright © ZAP SPEED.All Rights reserved.


Created by Sidepond advance