ZAP SPEED RACING TEAM





VOL.9:第9戦鈴鹿サーキット

●11月2日(土) コンディション/ドライ 公式予選

とうとう今年も残すところあと2戦。
今回FTと併催されるレースのほとんどが最終戦となり、FTも例外ではなく今回のレース展開によっては最終戦を待たずしてチャンピオンが決まってしまう。なんとしてでも阻止して、今年1番の高い位置に上りたい!

今回は、併催レースがいつもよりも多いため、FTは朝一からの予選となった。時間は8時スタート!よって6時入り!!(まだ陽が昇っていません…)カート時代を思い起こすタイスケです。11月の鈴鹿の早朝は想像以上に寒く、霜が降りそうな路面状況が気になります。

予定時刻通り8時に予選がスタート。ほぼ全車が一斉にコースイン。しかし、僕は路面の状況が良くなるのを待つためピットにて待機。5分・6分・・・とライバルたちがストレートに戻ってくるのを、早く走りたくてうずうずとただ眺めていた。そしてそろそろピットにいる皆が痺れをきらし、不安になってきたころに、内間監督からGOのサインが出て、コースイン。そのときは、#61小早川選手が2’08.337でトップタイムをだしていた。今回の予選はいつもよりも予選時間が長いため(いつもは20分くらいが今回は30分!)まだまだタイムは伸びていくはずそう思い、コースを確かめながら1周目を走り、アタックを開始。
アタック2周目には2’08.394で3位に浮上。しかしこのときから各車はタイヤ交換を始め、路面の状況も好転してきているので、今後もどんどんタイムは上がってくる。そう自分の気持ちを引き締めながらアタックを続け、予選開始から20分を過ぎたところで2’08.204でトップタイムをマーク!調子が上がってきたところで、ライバルたちも追い込みをみせ直ぐに#61小早川選手が2’07秒台に入れてきたと思ったのもつかの間、他車を引き離す走りで小早川選手が2’07.173のレコードタイムをマーク!これには皆唖然…同じルボーセの#62名和選手も2’07秒台にタイムをあげ、僕は3位に後退…。しかし、まだ予選時間は残っているし、良いリズムで確実にタイムは上がってきているので諦めることなく予選を戦い、最終アタックで2’07.946をマーク!しかし、上位2台には僅かに届かず今日の予選を3位で終えてしまいました。先週のテストでは、トップタイムを出していたので今回は、ポールポジションを狙ってきたのですが残念な結果でした。


●11月3日(日) コンディション/ドライ 決勝

昨日の予選同様、今日もFTは朝一のスタートです(ね、眠い…)今回は夜行列車で東京から先日Vitzのチャンピオンを決めた今村選手が応援に来てくれました。今村さん、朝早くからありがとうございます。朝の空気が冷たいうちからFTのスタート進行が行われ、今回もFNが併催だったので朝一にもかかわらず観客席にも多くのお客さんが訪れていて僕の闘争心を盛り上げた。

8時47分、スタート。若干遅れた#62名和選手のアウトから1コーナーに飛び込んだ。スタートでトップに立ちたかったのだが、仕方がない。去年のFJではあれほど不得意だったスタートを、いまでは売りにしている自分の成長が怖い…走り始めからトップをいく#61小早川選手のペースがあまり伸びていなかったので、チャンスはあると判断し、序盤からプッシュした。スタートから3周もすると後続も離れていたので、トップを奪うことだけに集中して走ることが出来た。
シケインの入り口までは前車にぴったりとつき、ポジションアップのチャンスをうかがうのだがシケインを抜けると、思いのほか小早川選手のペースが速く、1 コーナーでのバトルに持ち込むことがなかなか出来ない。しかし僕は、ポイントをシケインにあわせ、できるだけレイトブレーキングで突っ込み、小早川選手に僕の存在をアピールし、チャンスを待った。しかし、さすが2年間戦ってきただけあり、僕のプレッシャーにも動じない。僕はファステストを記録しながら追うのだが、なかなか抜くことが出来ない。そしてやってしまった!!!ポイントとしてきたシケインの入り口で突っ込みすぎた!!あわやショートカット寸前の所でなんとか向きをかえ、コースに戻る。
この痛恨のミスで小早川選手との間があいてしまった。スタート前にライバルよりも早くミスをするな!と言われてきたのに…なんとも悔しい。その後も攻める走りを衰えることをせず、前を行く車だけを追ったのだが、一度離れた間隔を再度詰めるには、残り集回数が足りなかった。無情にもチェッカーが振られ、#7平手選手が5位でゴールしたことから、富士の最終戦を待たずして#61小早川選手のチャンピオンが決まった。

開幕戦以来の表彰台で、かつ走り終わった後にファステストを取ったと聞いたのだが勝てるレースだったので、非常に悔しかった。残りは最終戦の富士です。今期3度目の開催の富士で、何としてでも有終の美をかざりたいと思っています。



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□■ 池田大祐 □■
生年月日:1982.11.10
血液型:RH+A
出身地:東京都
今年度ゼッケン:14

1998年
新東京サーキットをホームコースにカートレースを開始
2000年
地方選手権関東東シリーズFR-2クラス ランキング6位
2001年
全日本カート選手権に参戦中ZAP SPEEDドライバーオーディションに合格。
2002年
ESSOフォーミュラトヨタランキング6位
2003年
ESSOフォーミュラトヨタランキング3位 スカラシップを獲得し、04年度全日本F3へ参戦予定

●HPhttp://www.d-ikeda.net/








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