ZAP SPEED RACING TEAM





VOL.16:チームで最初のチャンピオンの話

私のコラムVol.8・9で、番外編のチャンピオンを紹介しましたが、今回はチームで最初のチャンピオンの話。

ZAP SPEEDで最初にチャンピオンを獲得したのは、望月時道。1997年に東北シリーズチャンピオンとなった。彼はその後F-4にステップアップ。3年間F-4を戦ったが、シリーズ3位を最高位にチャンピオンを獲得することは出来なかった。F-4参戦2年目は、FJの時代からチームメイトの岸剛之がチャンピオンを獲得。3年目は現在アメリカで活躍している浅井選手、FORMULA NIPPONで活躍している荒選手に破れてしまった。その後、レースを引退(彼はお休みと言っていた)富士で行われるレースにZAPSPEEDが参戦する際は、何時も応援に来てくれる。
その彼が昨年結婚。考えてみればレーシングチームというのは適齢期の若者が揃っているのだ。学校を卒業し、これから夫・親父となり家庭を守るという重責を担う前に、自分の夢に全力でぶち当たってみた彼は、夢敗れた訳だが、人生の上ではきちんとけじめをつけた男として、きっと良い夫・良い父親になって行くのでは無いだろうか?

やりたいな、挑戦したいなと思いながらも現実とのギャップや、金銭的な負担、生活においての様々な負担によって夢を捨てる人の方が世の中圧倒的に多い筈だ。プロレーシングドライバーになる夢を実現する人は、その夢に挑戦する人の数に比べて非常に少数だ。しかし、食い詰めるプロも居る訳だし、レースを通して得ることや、人生に対してどう有効となるかという点に視点をおいた場合、勝者や敗者は存在しない。

ある意味、今後の生き方がレースの勝者と敗者を分けるのでは無いだろうか?

そして、彼がレースによってもう一つ得たものは仲間。お〜い時道!早く嫁さん連れて来いよ!



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□■ 笹川健志 □■
マネージメントディレクター。チーム運営に手腕を振るう。自分がレースするはずだったのが、いつの間にかレースを目指す若い連中の面倒を見る事に…。内間監督と供に「一蓮托生」理想のチーム創りを目指します。 理想のチーム作りと言うのは皆さんの理想をかなえること。「自分達の時代にもあったら良かったのに!」っていうチームを創る事。 チームが徐々に理想に近づいてゆくのが生き甲斐です。







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